創立55周年記念式典を挙行
 当協組は昭和26年に前身の「東京都シール印刷協同組合」として設立以来、今年で55周年を迎えたことを記念して、11月22日(水)午後3時30分から、上野精養軒で記念式典を挙行しました。記念式典には組合員・会友はもとより、ご来賓、協賛会会員ら約200名にご出席いただきました。
 ご来賓の紹介から始まった式典は、国歌斉唱、業界物故者黙祷、小宮山光男理事長の式辞の後、ご来賓から祝辞をいただきました。また、55周年を記念して、東京都産業労働局局長感謝状が組合員企業の従業員7名、東京都中小企業団体中央会感謝状が同9名に授与されました。
 当日はこの他、江戸家小猫さんの記念講演、記念祝賀会が催されました。
小宮山理事長式辞
  本日、ここに、東京都正札シール印刷協同組合創立55周年記念式典を挙行するにあたりまして、ひと言ご挨拶申し上げます。
 まず、本式典が、ご来賓の皆様と協賛会各位のご臨席を賜り、組合員の皆様とともに盛大に開催できますことは、私ども開係者にとりまして大きな喜びでございます。
 また、日頃より、東京都ならびに東京都中小企業団体中央会のご指導、さらには、協賛会をはじめとしました関係各位のご支援、ご協力に深く感謝申し上げます。
 そして、本日、永年にわたり、シール印刷業界および組合の発展に尽力され、表彰の栄に浴された方々に対し、衷心より祝意を表しますとともに、これからもますますご健勝でご活躍されますよう、お祈り申し上げます。
 さて、私どもシール印刷業界を取り巻く経営環境は依然として厳しいものがあります。大企業を中心とした景気回復がいわれておりますが、その実感を受け止めることのできない組合員が多数ではないかと思っております。需要の著しい減退、価格競争の激化などに加えて、急速なデジタル化への対応、環境問題への取り組みなど、組合員の皆様は日々、厳しい経営判断を迫られているもの思われます。
 組合の歩みに関しましては、本日、お配りいたしましたリーフレットにきわめて簡単に書かせていただきましたが、詳細は組合50周年のさいに刊行しました『50年史』をご覧いただければと思っております。
 ただ、この5年間の組合員数の推移をご紹介申し上げますと、5年前、組合員は約260社ございましたが、現在は230社を割っております。今後、組合運営、事業推進は厳しい局面が予想されています。組合60周年をはたして、どのような形で迎えることができるのか、いささか不安な面もございますが、これまでの幾多の困難を乗り越えてきた組合員の皆様方の知恵と努力、そして、なによりも大事な組合員の団結によって、より明るい展望が切り開けるものと確信しております。
 組合の現状を鑑みて、取り組むべき課題は多く、また、変わらなければならない点も多いのではと、組合員の皆様はお感じになっていると思います。わたくしは理事長として皆様の先頭となり、55周年を機に、来るべき60周年に向けて努力、邁進すべきと、意を新たに誓う次第であります。
 今後とも皆様には、より一層のご支援とご鞭撻、ご協力を心からお願い申し上げます。
 最後なりましたが、当組合、そしてシール印刷業界のさらなる繁栄と、今日ここにご参集されました皆様方のご健勝を心よりご祈念申し上げまして、わたくしの式辞とさせていただきます。

写真で振り返る55周年記念行事
受付開始 記念講演会
記念式典 表彰式   
記念祝賀会