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4月の中小企業月次景況調査を発表【全国中央会】 | |
印刷業の景況 | |
印刷業に関しては、「景況」DIが15・2ポイント、「売上高」DIが18・6ポイント、「収益状況」DIが20・2ポイントといずれも大きく悪化(すべて前月比)。「収益状況」が非製造業を含めた19種類の全業種で最大の下げ幅となったのをはじめ、「景況」「売上高」とも業種別の中でマイナス幅が目立っている。これは「新型コロナウイルスの影響からイベントの中止・延期や、パンフ・チラシの配布中止等の影響」が大きく、景況(前年同月比)でも全業種の中で最大の91・8%が悪くなったとみている。 印刷業関連の情報連絡員からは、「売上高、収益状況について、商業印刷系は減少、パッケージ系は増加、トータルで不変となった」(富山県)との報告があるものの、「印刷業界においても新型コロナ禍の影響は、過去に経験のない非常に深刻な状況である。先行きが不透明というより確実に厳しい業況が続くと思われる」(三重県)、「新年度のイベントの中止や受注済みチラシ等のキャンセルがあり、売上は確実に落ち資金繰りには困っているが、借入れは不安というようなしんどい状況」(滋賀県)、「イベント等の中止・延期に伴う発注のキャンセル、営業活動の自粛による業績へのダメージは深刻で、飲食業や小売業、旅行業、運輸業、宿泊関連、商業・娯楽施設などと取引の多い会社は打撃を被っている」(兵庫県)などと厳しい状況が示されている。秋田県の連絡員のような「小規模事業者ほど大変な状態になっている。今後、組合員も含めて得意先の倒産、廃業が心配される」と悲観的な見方も出ている。 なお、本調査の詳しい報告は、全国中央会のウェブサイトにてご覧になれます。 |
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