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   関係団体の年頭所感2020年  
     
  東京都中小企業団体中央会 大村 功作 会長  
     
   明けましておめでとうございます。
 令和で最初の新年を迎えるにあたり、皆様に謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
 我が国経済は、雇用・所得環境が改善するなかで、政府の経済政策の効果もあり、緩やかな回復基調にあるといわれています。しかしながら、依然厳しい個人消費、深刻な人手不足、台風や大雨の風水害、消費税率引き上げと軽減税率の実施等により、中小企業・小規模事業者は厳しい経営を強いられ、景気回復の実感を得られるまでには至らず年を越しました。
 このような状況の下で本会は、消費税率引き上げについて、転嫁対策や軽減税率をテーマとする講習会の開催や軽減税率対策補助金の周知等を積極的に行うなど、会員組合並びに組合員が円滑に消費税制に対応できるよう努めました。
 また、昨年の12月には、組合の知名度向上や組合産品の販路拡大、地域の魅力発信の場として全国一体となったイベント「組合まつりin TOKYO」を開催しました。今回で3回目の開催となりましたが、多くの入場者を数え、盛会裡に終えることができました。
 さらに本会は、技術・サービスの高度化・高付加価値化に取り組む中小企業・小規模事業者を支援する「受注型中小企業競争力強化支援事業助成金」や、組合等が取り組む業界の活性化に向けた取り組みに対して人的・財政的支援を行う「団体向け課題解決プロジェクト支援事業」等を効果的に実施しており、引き続き東京都に対して事業の継続や強化を要望し、組合や中小企業・小規模事業者の支援策のさらなる充実を図ってまいります。
 昨年は我が国でラグビーワールドカップ2019大会が開催されました。「ONE TEAM=ワンチーム」のスローガンの下に強く結束して強豪に挑み、ベスト8進出を果たした日本代表チームの活躍は、人々に大きな感動をもたらしました。「ONE TEAM」の精神は、協同組合の理念を体現するものであり、ラグビーを通じて組合活動の可能性を改めて感じることができました。そして今年はいよいよ東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。本会は2020大会を契機に組合や中小企業の受注機会の拡大を目的とする「中小企業世界発信プロジェクト2020」を推進するとともに、2020大会の開催機運のさらなる醸成に取り組む所存です。
 今年の干支は『庚子 かのえね』。「新たな時代に向けて変化を遂げる年」と言われています。会員の皆様が組織の変革に取り組み、一層の発展のため未来を切り拓く年となることを願ってやみません。
 本会は、今年も「相互扶助の精神を誇りとし、協同の力で中小企業、地域社会の未来を切り拓くことを使命とする」という基本理念に基づき組合巡回・相談業務さらに各種事業の効果的実施に努め、皆様のお役に立てるよう全力で取り組んでまいります。
 結びに、本年が皆様にとりまして、輝かしい年となりますことを心からお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。
 
   
 
  東京シール・ラベル印刷協賛会 西尾 弘之 会長   
  初々しい活力を持って新たな成長を始める年に    
   
  明けましておめでとうございます。旧年中は協賛会各社をお引き立て賜り、厚くお礼申し上げます。本年も引き続きご愛顧賜りますよう、よろしくお願いいたします。

さて、昨年を振り返りますと、日本では新しい天皇が即位し、国全体が沸き立つ中で新元号「令和」の時代を迎えました。しかし、その一方では一昨年に続いて自然災害が相次ぎ、日本列島を直撃した大型台風や、それに伴う河川の氾濫などが各地で甚大な被害をもたらしました。また海外に目を転ずると、米中貿易摩擦や日韓問題など、日本経済を取り巻く環境は非常に不透明な状況で推移しました。

そうした中で迎えた今年は、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。多言語表示はもとより、キャンペーン関連やセキュリティ関連、あるいは環境関連など、シール・ラベルの新たな需要が期待されます。昨年、空前の盛り上がりを見せたラグビーワールドカップでの経験や採用実績も踏まえつつ、印刷会社様と協賛会各社が今こそ“ONE TEAM”となって、市場の新たなニーズを的確に捉え、積極的な提案を図っていく必要があります。特に環境配慮製品の開発・普及促進ということについては、今年だけにとどまらない中・長期的な課題として、取り組みを加速させていくための一つの大きなきっかけの年にしていかなければならないと考えています。

今年の干支は「庚子(かのえね)」。これは新しい時代、新しい社会へと変化を遂げていく年を意味するのだそうです。シール・ラベル業界もこの一年を、これまでの古い価値観をそぎ落とし、新しい環境へ即応していく年、初々しい活力を持って新たな成長を始める年にしていかなければなりません。業界全体のさらなる発展、そして持続可能な未来に向けて、協賛会各社としても引き続き皆様と共に着実に歩んでいきたいと思っています。

最後に皆様のますますのご発展とご繁栄を祈念いたしまして、新年の挨拶とさせていただきます。
 
     
 
  全日本シール印刷協同組合連合会 田中 祐 会長   
     
   明けましておめでとうございます。 旧年中は当連合会に格別なるご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 令和2年の年頭にあたりご挨拶を申し上げます。
 昨年は新天皇が即位され、令和という新しい年号がスタートを切りましたが、11月発表の内閣府の基調判断によれば、景気は輸出を中心に弱さが長引いているものの緩やかなに回復しているという判断で、先行きは雇用・所得環境の改善が続くなかで緩やかな回復が続くことが期待されている情勢であります。しかし、我々中小企業においては、先の基調判断のとおり回復基調という兆しや実感は乏しく、いまだ慎重な経営を強いられているのが現状です。
 このような中、当連合会や傘下の各協同組合では「各種勉強会の開催」や「イベントの開催」などを着実に実践しながら、「魅力ある組合づくり」に向けて取り組んでいます。
 連合会においては、昨年「第29回シールラベルコンテスト」の実施、「第31回世界ラベルコンテスト」への応募、「第61回年次大会・びわ湖大会」の開催等の事業を成功裡に実践してまいりました。これらの事業から「情報の共有化」「組合員企業間の連携強化」の動きも芽生え、年次大会の運営では、全日シール連合会が主催という形を取りながらも京都協組の多大なる協力により地方開催での新しい形の年次大会を無事成し遂げました。
 また、春にはシールラベルコンテストの規定課題のテーマに絞った実機を使用した勉強会を関西地方・関東地方で行うと共に、各社製造部門の工場長やオペレーターの集いも大阪・神奈川(首都圏)・東北・九州などの協組で活発に行われ、一定の成果が出てきています。これらの活動は令和2年度も引き続き行い全国レベルで定着していただければと思っています。
 さて、昨年から政府では「働き方改革」を唱えています。確かに「働き方改革」は少子高齢化、労働人口の減少、都市への一極集中、超売り手市場の人財マーケットなど現代においてのキーワードです。しかし義務化されなくても、「働きやすい会社」にしか人は集まりません。さらに言えば、各社が「魅力ある会社づくり」を実践していくことでシール・ラベル印刷業界が「魅力ある業界」となり、優秀な人財が多く集まる持続可能な産業になっていければと、切に願う次第です。
 本年も、「第62回年次大会・東京汐留大会」「第30回シールラベルコンテスト」「第5回技術優良工場認定制度」等を実施しながら全国の会員の再結束が図れるような活動を引き続き行い、全国のアウトサイダーもこれらの活動に再度関心を持っていただき、形にとらわれずどんな形でも良いので再び組合の活動に参加していただければ幸いと願い、「組織の強化」にも尽力してまいりたいと思います。
 私自身はまだ若輩者ではありますが、持ち前の行動力と異業種での経験や知識を駆使して、この一年、組合運営に引き続き尽力してまいりますのでご支援、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、皆様方のご繁栄とご健勝を祈念致しまして新年のご挨拶とさせていただきます。