理事長 挨拶(要旨)
2021・5・24
・第70回通常総会にオンラインにてご参加いただき、ありがとうございます。
・昨年はコロナ一色で、十分な組合活動ができませんでした。お詫び申し上げます。
・現時点でもワクチン接種の進捗が思わしくなく、コロナ報道に振り回される毎日が続いています。
・しかしながら、遅かれ早かれ、いつかは収束するでしょう。
・アフターコロナの世界では、ビジネスにおいては①SDGsへの対応、②デジタルシフトへの対応、の2点がより一層注目を集めると考えられます。
・①SDGsへの対応については、先日もユニクロのウイグル綿使用問題が取りざたされていました。すでにグローバル企業は、サプライチェーンの隅々において、人権問題、環境問題といったSDGsへの対応を迫られているといっても過言ではありません。
・シール・ラベル印刷においても例外ではありません。すでに工業系のラベルでは、RoHS、REACH、紛争鉱物など、含有物質の調査依頼が多数寄せられているものと思います。今後、このような流れは加速し、対応できない企業は淘汰されていくものと考えられます。そのためにも、GPの取得をいままで以上に推進していきたいと考えています。
・②デジタルシフトへの対応については、今回のオンライン総会もそうですが、お客さまとの商談、セミナーなど、ますますオンライン化が加速していくでしょう。電話やFAXの時代にEmailが登場していつの間にかビジネスコミュニケーションの主流になったように、ZoomやTeamsなどのオンラインツールがそう遠くない将来、ビジネスコミュニケーションの主流になっていくと思われます。
・半分冗談、半分本気で思うのが、照明や目線の確度、背景などカメラ映りの努力・工夫とか、画面共有の操作のスマートさなどが、顧客の第一印象に大きく影響し、それが売上を左右する世の中になっていくと思っています。
・また、従来の受託製造型のビジネスモデルから、世の中ではどのようなシール・ラベルが求められているのか、マーケティング的な発想も重要となってくるでしょう。ここでもマーケティングオートメーションツールの活用など、デジタルシフトが盛んにおこなわれている分野です。
―>つまり、品質・納期・価格が差別化要因だった世の中から、SDGsやGPといった企業姿勢と、営業・マーケティングのデジタル対応の度合いが差別化要因になっていくということです。
具体的な施策はこれからですが、以上を念頭に置いて組合活動をリフレーミングしていければと思います。
たとえばGP取得の補助金、オンライン勉強会など、様々な企画を募集します。
今後ともよろしくお願いいたします。