明けましておめでとうございます。旧年中は当組合に格別なるご支援、ご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
令和4年の年頭にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
新型コロナウイルスとの戦いも、間もなく丸2年を迎えようとしています。足元ではオミクロン型といった新しい脅威もありますが、そろそろ皆さんの我慢も限界に来ていることかと思います。いよいよ今年は、「アフターコロナ」に向けて具体的なアクションを開始する年となりそうです。
しかし個人的には、「アフターコロナ」だからと言って何もかもが元通りになることは決してなく、むしろ「ウィズコロナ」が常態化した中で、新たな均衡点を模索し続けることになるだろうと考えています。そんな新しい世の中=「ニューノーマル」の中でシール・ラベル業界はどうなってゆくのか、そして組合員はどうやってゆけばよいのかを考え続けることが、私たち組合執行部の役目となります。
具体的には、感染対策を維持継続しながらも勉強の場・懇親の場といった人々の「集い」の機会を徐々に再開していきます。組合員同士が直接顔を合わせ、近況を報告し合うことで感じ取ることができる「業界動向」は、「ニューノーマル」がどこへ向かっているかを嗅ぎ取るための最新・最良のリソースであります。
一方で、デジタル化・オンライン化の流れも時代の潮流であり、もはや止めることも、後戻りすることもできません。移動時間をゼロにし、物理的・地理的な制約・拘束を開放して開催される各種の打ち合わせは、組合運営の議論を活発化させ、意思決定を加速していくでしょう。組合の「在り方」そのものも、時代に合わせて変化させていく必要があるのです。
従来の「オールドファッション」な組合活動だけではなく、先進的かつ(良い意味で)前衛的な活動もどんどん行っていき、いままで「傍観者」であった多くの組合員が危機感を覚え、新たな情報を入手するために組合を能動的に活用していく、そんな組合活動を目指してまいります。
最後になりましたが、皆様方のご繁栄とご健勝を祈念いたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。
東京都正札シール印刷協同組合
理事長 田中 祐